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2006年8月10日 (木)

日本でG1を勝てない馬は海外に行け!

ディープインパクト、無事渡仏、ということで、まずは一安心といったところでしょうか。

まあ、言っても、もう二月を切ってしまっている訳です。早いですねえ。観戦する私もいい加減、資金を確保しておけって話です。近ツリよりオプショナルツアーの一覧が届きました。いっぱいある。でもお金はあんまりない。100万馬券でも当てないと、行けなくなるんじゃないか、と真夏に、お寒いお話。

話し変わって、ここでタイトル。

「日本でG1を勝てない馬は海外に行け!」です。

昨今の日本馬による海外重賞制覇(G1含む)は目覚しいものがあります。ただ、私はこれでも遅い、と感じているのです。しかも、もったいないと。

今年の大きな話題は、ディープインパクト、ハーツクライによる欧州大レースへの遠征です。勿論これはこれで一大事。凱旋門賞制覇も夢じゃない、そう思うから、観戦ツアーに参加するわけです。

しかし、それ以上にポイントとなるのは、コスモバルクの国際G1制覇、ユートピアのドバイトレード。こちらにも同様に大きな問題があるように思っているのです。

元来、日本の競馬関係者は、日本でナンバーワンになったら、海外に遠征する、って言う夢を持って、競馬に携わってきたと思うのですが、どうやら近年、この考え方が、間違っている、あるいは、時代に合わなくなってきているとしか思えなくなってきています。

というのは、コスモバルクがそうですが、他に挙げると、ステイゴールド、エイシンプレストン、といった馬の共通点は、日本のG1勝ちがないという点です。(エイシンプレストンは朝日杯勝ってますけど、現2歳時なので、含めません)

これらの馬は、勿論、日本のトップホースに連ねられる馬です。G2、G3ならいくつも制覇し、G1でも掲示板、2着なども何度もあります。でも、G1は勝てなかった。(コスモバルクはまだ、この先ありますけど、多分勝てないでしょう)

これは、力がないのではなくて、日本のG1に適性がない、ということを意味していると思います。

力はあるので、不得意な条件でも、掲示板ぐらいには来れてしまうのです。でも何回やっても勝てない、相手が手薄だとか言われて、人気になっても、勝てない。何なら相手強化でノーマークになったときの方が、2着、3着に突っ込んでくる、でも勝てない。そんな馬です。

そんな馬が、国際G1を海外で制覇する。

これを説明するには、やはり、そのG1に対する適性があったというしかないと思うのです。

勿論、関係者の様々な尽力があったことは承知していますが、そんなことは日本のG1でも同じことでしょう。でも日本では勝てなくて、海外では勝てた。これは、その競馬場、そのレースに馬が合った、と考えることにそれほどの飛躍があるとは思えません。

そこで思うのです。

先程の「相手が手薄だとか言われて、人気になっても、勝てない。何なら相手強化でノーマークになったときの方が、2着、3着に突っ込んでくる、でも勝てない。」という条件です。

これって、日本のイマイチ君たちの条件ですよね。

少なくとも、常に5頭から10頭ぐらい、常備していますよね、日本競馬では。

「今度こそ悲願のG1制覇を」「1つは勲章を取らせてあげたいね」といったコメントがG1の競馬紙面に踊りますよね。そんなコメント、叶ったためしなんか、ほんとに低確率じゃないですか。でも、関係者の方々がこういう発言をするってことは、その馬に期待を掛けているし、種牡馬にしたいわけですよね。

幸か不幸か、日本競馬はレベルが上がってしまったので、そう簡単にG1の壁は破れないのです。

であれば、海外に目を向けるべきなのではないでしょうか?

「おいおい、そんなに簡単にG1とれるなら、誰も苦労しねえよ!」とか

「そんなに日本馬のレベル高いわけねえだろ!」とか、突っ込まれそうですが、そうは思わないのです。

勿論、どんなG1でも勝てるなんて言ってはいません。

その馬の適性と、相手関係は、充分に検討すべきでしょう。候補は幾らでもあります。

香港、オセアニア、アメリカ、欧州。

香港…説明の必要はないですね。馬場さえ合えば、殆ど国内の移動と大差ない負担度。ただし、遠征しやすい為に、結構、日本馬のレベルが高くなりがち。

オセアニア…検疫の問題で、遠征しづらいが、レベル的には、日本と同程度(と思われる)。ただし、短距離のレベルは格段に高いので、賞金的にも、格式から言っても、狙いは中長距離か。

アメリカ…ダートは桁違いなレベルなので、よっほど飛び抜けた馬じゃないとメジャーなレースは勝てないが、ローカルなレースなら何とかなるか?(カネヒキリは千四~千八なら充分勝負になると思うけど)で、やっぱり狙いは、芝レース。楽勝だと思うんですけど…。いや、マジで。ここ数年のアメリカンオークスを観ても分るように、アメリカのグラスホース、レベル低っ。

欧州…大レース、各カテゴリーのチャンピオン決定戦は流石のレベル。だが、レースによっては、谷間的な面子になることも。多く導入されている欧州系の血統を生かさずして何とする。

象徴的なのは、今年のアメリカンオークスと去年の香港ヴァーズ。

アメリカンオークスの2着馬は、ロイヤルタッチ産駒のアサヒライジング。優駿牝馬3着馬だが、チャンピオンではない。その上、騎手の乗り違いで普段とは違う追い込み。それでいて、2着。日本のクラシック路線トップクラスの馬であれば、充分に太刀打ち出来るレベルのレース。

去年の香港ヴァーズの2着馬は、ディープインパクトの後塵を拝し続けたシックスセンス。過去の歴史から、この手の戦績の馬は、結局、G1を勝つことは極めて稀である。悲しいかなこの馬は故障で立証してしまったのだが。

これらのレースが象徴するのは、これら当該馬のレベルのみならず、日本競馬のレベルを高めることとなる、ということである。何故なら、彼らはチャンピオンではないから。

彼らが、好走することで、彼らを負かした日本のG1馬の評価も上がる。

ここでユートピア。その馬が好走することで、その馬を欲しいと思う人が現れる。その馬の繁殖価値が上がる。相対的に、日本の競馬の価値が上がる。という好循環のスパイラルが出来上がる(といいなあ、という…)

対して、チャンピオンの海外遠征。

失敗した場合。

大きなショックとともに、「やっぱり日本馬は駄目だ」「日本馬は何十年も遅れている」というトラウマにとりつかれ、国内に閉じこもる。次の最強馬が現れるまで。

ナンセンス!その遠征にもよるけど、勝ち負けなんて、そのときの運。勝てる馬もいれば、負ける馬もいます。今回のハーツクライ、ディープインパクトにも、同様の反応、出てますよね?

「ディープが負けたら、永遠に日本馬は勝てない」…んな訳あるか!それなりに強い馬で、メンバーが弱くて、状態が良かったら、勝てますよ。挑戦し続ければね。今回のディープインパクトの挑戦にしても、全てが完璧で非の打ち所がない訳ではありません。勿論、陣営はこれがベストと判断して計画していますが、失敗する可能性は否定できないのです。

翻って、成功した場合。

その馬は拍手喝采。歴史的な名馬になります。タイキシャトル然り、エルコンドルパサー然り。

確かに、彼らは評価されましたが、それだけでした。勿論、そういう名馬を送り出した日本競馬の地位は認められましたが、高い評価を得たのは当該馬だけでした。

象徴的だったのは、エルコンドルパサー。サンクルー大賞勝ちと凱旋門賞2着で、レーティング134。

対して、天皇賞春秋連覇、JC勝利のスペシャルウィークのレーティング123。

この2頭に、グラスワンダー、セイウンスカイなども含め、それほどの力を感じなかったのは、私だけではないでしょう。でも国際的には、この評価。

好走したのは、日本のチャンピオン。それ以下の馬は、それなりに。という姿勢がミエミエですね。

でも、反論する根拠がないから、そのまま。

ただ今年の状況が違うのは、様々な馬が様々なカテゴリーで、好走してるってことでしょうか。

まあ、ディープには頑張ってもらいましょう。

って、こんだけ長いこと書いて、締めは、こんな言葉。書いてて疲れてきました。

気が向いたら、また、書きます。

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コメント

はじめまして。

私も以前同じようなことを思っていたことがあります。日本でチャンピオンホースにならなくても、海外に挑戦してもいいのではないか?

日本の芝やダートに向かなくても、海外の芝なら向いているのではないか?

欧州や米国やドバイでなくても、香港でもシンガポールでもオーストラリアでもいいのではないか?と。

そういう意味では昨年のアイポッパーのオーストラリア遠征などは良い試みではあったと思います。

もちろん海外遠征にはリスクもありますし、お金も労力も、オーナーの承認も現地の受け入れ環境も必要ですが。

ただ、記事にもありますように、日本馬が海外で通用するようになって、時代は変わってきていますね。

以前はフェブラリーSで負けたらドバイに行くのをやめてしまったりというケースがありました。

例えばGIを勝ちきれないリンカーン、北海道で良績を残すエリモハリアーのような馬が、海外で好走したりするといった時代がきてほしいなどと勝手に思ってしまいます。

もちろんこれはファンの立場であるので、現場サイドからするといろいろと難しい面もあるのでしょうが。

投稿: 本間甲斐奈 | 2006年8月11日 (金) 12時41分

コメント有難う御座います。Horseplayerです。
個人的には、初コメントということで、嬉しい限りです。今後ともご贔屓に、って言うほどの事も書いてないんですが…。

さて、内容に関してですが、これは実は、私が大学の卒論で書いた内容の簡略版アンド改訂版って感じのものです。もう十年を超えましたでしょうか。(歳が分りますね)

馬場の適性、特に、各国のG1は、各国の求める競走馬の適性を問うものだと思うのですが、これは、一定していないし、ましてや、レベルに至っては、もう千差万別で、どこで何がマッチするかなんて、専門家でも判らないんじゃないか、と思うほどです。

フランスの千四のG1を勝った程度の馬が十年もリーディング取ったり、アメリカのダートの2冠馬がダービー馬量産するわけですから、競馬は判りませんよね。

ですから、本間甲斐奈さんの仰るように、リンカーンとかエリモハリアーには充分、挑戦する意義はあると思います。
実は、本記事でも、リンカーンとかバランスオブゲーム(もう遅いか?)とかローエングリンとか実名も挙げて、関係者宜しく、とか書こうと思ってたんですが、力尽きたんです。

実際、私も、リンカーンとか良いと思うんですよねえ。香港でも良いし、オーストラリアでも良いし、それこそ、オーストラリアで勝ったら、オーストラリアの関係者が種牡馬の話とか、持ってくるかもしれないのに。日本じゃ苦しいでしょ。もう把握しきれないほどSS産駒が種牡馬でいて、繁殖が集まらない。
オーストラリアだったら、シャトルで行ったタヤスツヨシやバブルガムフェローの実績もあるので、人気種牡馬になる可能性だってある。勿論、超ポジティヴに考えた場合ですが。

話飛びますが、私が最も悔しく思ったのは、宝塚でグラスに負けて、海外に行かなかったスペシャルウィークです。負けたのはグラスですよ。私はグラスワンダーもスペシャルウィークもエルコンドルパサーも(個人的な意見では、セイウンスカイもキングへイローも、カテゴリー違いだけどエアジハードも)、普通に、国際G1級だったと思っています。
エルコンドルパサーもスペシャルウィーク、グラスワンダーとともに、三頭出しで凱旋門賞挑戦してたら、モンジューに負けなかったと今でも思っているくらいです。どれかが。

まあ、こればっかりは、本間さんも仰るように関係者の意思と財力に掛かってくることなのですが、私はどうも関係者が一番、尻込みしているように感じてしまうのです。そして、みすみす、その馬の可能性を潰してしまっている様に思うのです。

投稿: Horseplayer | 2006年8月11日 (金) 16時54分

Horseplayeさん
こんにちは!
ブログを始めたのですね。
実は、googleで検索して、このサイトは10日ほど前に見つけて、2回コメントを書き込んだところ入らなかったのでコメントは受付けていないのかと思っていました^^;
(いきなり送信ボタンを押したからはいらなっかたのかもしれませんね)

ところで、オプショナルツアーの選択は決まりましたか?クロノスは、せっかくなのでシャンティ見学・イルミネーションツアー(金)・クルージング(土)・夕食会(日)と申し込む予定です。
夜も日本人が多すぎてレストランはどこも満席となると困るのでオプショナルツアーで埋めました^^

投稿: クロノス | 2006年8月13日 (日) 23時31分

コメントどうもです。
今後とも宜しく願いします。
お返事は、クロノスさんのブログの方に書かせて頂きました。

まあ、これからもボチボチ書いていきますので、宜しゅうおたのもうします。

投稿: Horseplayer | 2006年8月15日 (火) 00時28分

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