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2008年10月26日 (日)

チーム・カジノドライヴの挑戦 -問われる日本競馬-

遂に、カジノドライヴのBCクラシック出走が、数時間後に迫った。

ここに至る過程で、物議を醸すようなものも含め、様々な問題があったが、どうやら今回は無事出走に漕ぎ着けられそうで、その点においては何より。

ひとつ大きく不満があるとすれば、日本馬が、しかも、当地でもそれなりに人気している有力馬として出走する日本馬がいるにも関わらず、日本での中継がないという点であろう。

恐らく、放映権料の問題があってのことだと思う。想像するに、BCクラシック単体での放映では契約できなかったとか、一括での放映権料がとても高額だったといったあたり。致し方ない部分もないわけでもないが、グリーンチャンネルでも対応し切れなかったというところに、認識の問題を感じざるを得ない。

そして、今回の遠征に関しては、というより、「カジノドライヴの遠征全般に関して言えることだが、

「メディア・関係者・ファン揃って、熱量が少ない。」

勿論、各自価値観が違うことを否定するつもりはない。

そんな中で、この特殊な事情を持つこの馬を応援するのは、いくつかの前提を承知できるかにかかっていることも承知している。

「新馬戦一度しか日本で出走していない馬を日本馬として認識できない」

「血統も走っているのもアメリカなのであれば、何故アメリカの厩舎に入厩させないんだ」

「騎手も日本人でない時点で、応援する気になれない」

「馬主・調教師のやり方が分からない」etc…

ある部分では、そのとおりだとも思う。私も以前から、このオーナーが藤沢厩舎に入厩させる馬の血統を見て、「何がしたいのか」理解に苦しんでいたことも、まず、告白しておく。

しかし、オーナーのインタビュー記事を見て、一応の納得を得た。

「世界の主流血統の馬を、日本人のチームで、世界の大レースに挑戦し、制覇する」

なかなか珍しく、難しいことを設定したものと思うし、その前に、幾つかのステップを踏めば、多少の理解を得られるのではないか、と思うところもある。

しかし、確かに、ある意味非常に面白い試みであることも事実だ。

これは、競走馬という部分を、その地域の最良のものを手に入れることで、解決するという手法。普通のオーナーは、ここで、地元の調教師に預けることで、より確実で効率のよい方法を目指すのに、このオーナーは、藤沢厩舎に預けて、そこから遠征するというプロジェクトを選択した。

このプロジェクトを批判することは簡単だが、どのような馬を所有し、どの調教師に預け、どのような構想で競争生活を送らせるかは、馬主の専権事項である。

そして、この試みで浮き彫りになるのは、日本の競馬関係者が、世界のトップクラスにどれだけ近づいているかを計る試金石となるということ。

ここ数年の一連の海外遠征において、浮き彫りになったのは、日本馬の急激なレベルアップに日本の競馬関係者が追いつけないということ。つまり、人間が世界レベルには達していないということである。調教師・騎手・馬主、全ての分野で立ち遅れていることを、思い知らされる日々であった。

そして今回。

ここで、このブリーダーズカップクラシックという間違いなく、世界最高峰の一つである場で、間違いなく、世界最強の馬であろうカーリンと、芝であればトップの一頭に数えられるデュークオブマーマレードと共に世界最強を競う場で、日本競馬のある意味での到達点を証明する。

そんな瞬間。

ワクワクしませんか?

私はその瞬間をPCの前で、待ち構えます。テレビの前ではなく。

そのことに日本の競馬関係者の立ち遅れを感じざるを得ません。

意識という部分において。

ファンも含め、世界のスタンダードに近づくのはいつになるのでしょうか?

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