« 府中(スワンS!!!)→のだめコンサート→府中(天皇賞) | トップページ | 今期のフィギュアスケートには絶望している »

2009年11月 6日 (金)

松井秀喜の到達点

素晴らしい活躍でしたねえ。録画再放送を見て、感動しました。

松井秀喜という選手によって、日本人の新たな到達点が示されました。

勿論、ワールドシリーズのMVPが全ての選手の頂点というわけではないことは、重々承知している。
しかし、MLBという世界の中でも、最も激しく険しい戦いで発揮されたそのクラッチヒッターとしての輝きは、これまでに日本人が経験したことのない高みであることは疑い得ないと思う。

チャンピオンリングということで言えば、これまでに多くの(というほど多くないけど)日本人プレイヤーが手にしている。ワールドシリーズでの活躍ということで言えば、数人の選手が成し遂げ、チームの勝利に貢献した。

だが、彼がこのシリーズで示したものは、それらのものとは明らかに違う地平にあるものだったと思う。(勿論、これまでの各選手の働きを否定するものではない。)
明らかにこのシリーズでの松井秀喜は、チームに試合に君臨していた。圧倒していたと言ってもいい。
フィラデルフィアの投手陣は、松井を抑えることが出来ずに敗れ去った。今日に限らない。これまでの6戦、ヤンキースの選手はこれまでのレギュラーシーズン、ポストシーズンでの破壊力を半減させられていたが、松井だけは打ち続けた。

メジャーに挑戦するにあたって、それまでのホームランバッターとしてではなく、中距離打者として、クラッチヒッターとしての生き方を選択した彼にとって、チャンピオンリングこそが唯一の目標だったのだろうが、それがチーム内外での評価を複雑にしてしまった感は否めない。
そして、怪我に見舞われたここ数年で、彼の居場所がなくなりかけていたのも間違いない。

しかし、彼は今年のレギュラーシーズン、ポストシーズン、その中のワールドシリーズで特に、自らの存在意義と居場所を掴み取った。とは言え、恐らく、彼はニューヨークを去ることになるだろう(そうならないことを祈ってはいるが)。それでも彼のメジャーライフは終わらないだろう。新しい居場所がどこであっても、その姿を見守りたいと思う。

さて、私は松井の到達点と言った。
それはなんだろう。
私は、それをチームでの中心打者としての地位と信任と規定してみる。
これまでチャンピオンリングを手にした日本人選手は活躍できた選手であっても、その位置はチームを支える位置にあったと思う。それはそれで間違いなく素晴らしい位置だし、それを完遂できた選手達には、非常に敬意を表するが、チームの中での中心打者としての活躍は、野球・ベースボールにおいて大きな比重を占めるものである以上、そこに到達できた松井秀喜という人物は偉大なのだ。
少なくとも、今シーズン、ヤンキースと言うチームは、アレックス・ロドリゲス、テシェイラ、松井の三人によって勝ち進んできたことは間違いない。そのミッションを一年間、更に、最後の最後までやり遂げることが出来たのだ。

比較され、それぞれの一部のファンが、互いに罵り合うことも多いイチロー選手とはまた違う、次元での高みだと思う。(私はどちらが優れているという観点で彼らを捉えていない)
そして、今年各々が達成した業績もまた、それぞれの色合いを持ったものだったのではないだろうか。

|

« 府中(スワンS!!!)→のだめコンサート→府中(天皇賞) | トップページ | 今期のフィギュアスケートには絶望している »

MLB・野球」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/133680/32094071

この記事へのトラックバック一覧です: 松井秀喜の到達点:

« 府中(スワンS!!!)→のだめコンサート→府中(天皇賞) | トップページ | 今期のフィギュアスケートには絶望している »