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2009年11月16日 (月)

今期のフィギュアスケートには絶望している

今期のフィギュアスケートGPシリーズを私は殆ど見ていない。観たのは、テレ朝が放送しないNHK杯のみである。
これまでは下らないテレ朝の放送であろうとも欠かさず、観ていたのとは大違いである。
それは偏にキム・ヨナの存在があるからだ。というか、キム・ヨナの点数の出方に絶望しているからである。

先の世界選手権で、キム・ヨナはブッチぎりで優勝した。
そのことは良い。日本人選手を贔屓目で見る私でさえ、2009年の世界選手権の女王はキム・ヨナであると素直に思えたからである。
しかし、その天文学的な点数には眩暈を覚えた。と同時に、確信した。
バンクーバーでの女子シングルの金はキム・ヨナ。銀はジョアニー・ロシェットと決定済みなのだと。そして、絶望した。

それまでにも、キム・ヨナの点数は、SP、FSともに、点数が高すぎるという感触があったが、この世界選手権においては、遂に極まれり、といった感じで、完璧ではなかったにも関わらず、200点オーバーである。他の選手が、どんな演技をしたところで、彼女の足元にも及ばない点数しか付かない。これは何だろう。
重ねて言うが、優勝は間違いなくキム・ヨナのものであった。他の選手、殊に安藤美姫選手や浅田真央選手の演技が、今回に関しては、新女王に劣っていた事は論を待たない。
それでもあの点数は異常だった。
この結果を受けて、私は以前から噂されていた韓国とカナダの関係強化の話を厳然たる事実として認識した。

そして、もうバンクーバーまで、キム・ヨナが負ける事は無いとも思った。
彼女が正当な評価で勝利を重ねることに関しては、悔しさはあっても、世界のトップアスリート・エンターティナーとしての敬意を払うことに吝かではないが、この不可解などという生易しいものではない情勢を、冷静に見続ける忍耐力を私は未だに獲得してはいない。

そんな流れで、私はフィギュアスケートを観る事から距離を置いた。

そして、案の定、今期のGPシリーズにおいても、キム・ヨナの快進撃(爆)は止まらないどころか、更に、加速することとなった。
演技をする毎に最高得点を更新していく。
その点数が高くなればなるほど、私のフィギュアへの興味は下降して行く。

勿論、結果やスコアシートはチェックしている。

その中で日本人選手の仕上がりの悪さには、言い様の無い脱力感を感じてしまってるが、しかし、所詮GPシリーズは国内選考→オリンピックにつながるステップの大会でしかないことを考えれば、それ程悲観はしていない。
そんな日本人選手(というか、各国の選手もそれほど仕上がりは良くはないですけど)が、常に安定しているキム・ヨナに負ける事は、当然だと思う。何度も言うが、そのことが問題ではないのだ。問題は点数なのだ。彼女の演技に、その点数が出るクオリティがあるようには全く見えないにも拘らず、どんどん点数だけが上昇していく。

そこには、薄ら寒い政治の臭いしかしない。


そして、今回のGPシリーズ、アメリカ大会である。


流石に今回のフリーの演技では、200点を出すのは躊躇われたのか、或いは、各国から噴出する抗議・非難を受けてのISU会長のコメントによって、点数水増しが自重されたのか、私には、分からない。
もっと穿った見方をすれば、ここでの失敗演技をそこそこの点数に抑えることで、批判のガス抜きを行う意図があるのでは、とさえ思える。
ま、しかし、それでもFSの110点を超える点数は、あの演技では有り得ないほどの露骨な点数である事に変わりはない。
因みに、この記事を書くにあたり、今回の彼女の演技はネットで探して観ましたので、あしからず。

夏から秋にかけて、私はこう思うようにした。

キム・ヨナには、バンクーバーで金を強奪してもらって、さっさとプロに転向してもらい、次回オリンピックまでに、正常なフィギュアスケートに回復してもらいたい、と。

ま、彼女云々は別にしても、女子シングルの選手にしてみると、今回は、頑張って銀・銅を狙う大会と位置付けて、ゆっくりと、しかし、確実にステップアップしていってもらいたいと思う。
浅田真央選手にしてみると、次回でもまだまだ、現役で戦える年齢。
精神的なものなのか、それとも技術的にも迷いが生じているのか、私には分からないが、このような道も選手にとっては、無駄なものではないと信じている。

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